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資本主義
2007/10/29(Mon)
071020猊鼻渓01

10/12に首都圏数百の改札がストップしたね。
でも電車は正常に動いていて、ただ出改札だけが不能となった。
TVニュースを見ていて、思ったこと・・・皆さん改札を素通りしていて、
なかなか良い光景でもあった。

利便性や価値を代償としてお金の支払があるのだが、
その利便性が欠如した場合、果たしてお金は必要?とも思えたのである。
そんな事故に便乗して、むやみに電車に乗る人もおるまいと。
「そこである電鉄では、支払う用意のある方は、こちらへお金を」
そんな対応も一部あったようである。

止むを得ない電鉄側の無料解放。
でも、その対価を得たと思った人はお金を置いていく。
いずれの側も、これぞ資本主義の基本かと思った次第である。

高度成長期の真っ只中で日本を支えてきた今の高齢者の方。
そしてその子として戦後豊かな日本を当たり前のように追い求めてきた中年世代。
今もそんな時代のスピードの速さも、物の多様性もその多さも、
みんなそれが当たり前と思ってきた時代の人達なんだろうな。

こんな大首都圏の人の流れが、出改札のストップで止まってはいけないのだが、
それに対する資本側の対応と消費者側の心意気が、何か微笑ましくも思えたのである。

大渋滞の道路会社の皆さんにとって、この光景がどう写っただろうか?
もし、ETCが故障したら?

上の画像は先週伺った、岩手県げいび渓のひとこまです。
この舟には機械も電気もありませんが、自然の流れと船頭の一本の竿が、
ゆったりとしたスピードで、秋の渓谷と砂鉄川の河面を楽しませてくれる。
船頭が唄ってくれる猊鼻追分が、石灰岩の渓谷の静寂の中で、
岩にも河面に反響して、それが自然なエコーとなっていてね。
なんともスローな風情だった。
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