地球の歩き方【パキスタン】
今年の7月に地球の歩き方【パキスタン】(株式会社ダイヤモンド・ビッグ社)から数年ぶりに刊行された。それまではしばらくの間、パキスタンの観光情報が伝わってこなかったのも事実。今年の2月~4月にかけての取材らしい。
インダス河流域のパキスタンでありながら、私としても知り難い地域であったのだが、古代インダス文明から昨年私も訪れたガンダーラ、そしてムガル帝国や仏教美術からイスラム、そして国民の生活からノーザン・エリアのカラコルム山脈まで詳しく書かれている。
その中でも昨年パキスタンへ行った時に同行させて頂いた、美術史家の谷岡清氏の「ガンダーラ美術」(仏教と仏像、仏像の出現、ガンダーラ美術の出現)も解りやすい解説付きで掲載されている。またこれらを読んでいると、仏像発祥の地で、本来の仏教とは?と言う疑問が、私の中で再び燃え上がってくるのも否めない。
そんな旅に同行させていただいて、現地の人々の温かさにも触れ、そして多民族のイスラム圏でありながらも、仏像遺跡がしっかり残されているそんなパキスタンが、混沌とした現代日本より危険な国とは到底思えないのは、私だけではないはずだと。
南アジアであり、西のギリシャや北のヒマラヤ、中国とのシルクロードの要所でもあった歴史を見ながら、また行ってみたくなった渡航先の一つでもある。
★★ ガンダーラ ウィーク スケジュール ★★
今から、15年前に私の親父が機関車の製造に関する技術指導に行った事があります。
約2年半近く滞在して居ましたが、小学生位の子供が働いていた事、治安問題、住居等、日本の生活とはかけ離れた世界なんだと、聞かされた事があります。