身体で感じる子供


しなびたオヤジです。
この画像は一昨日撮ったもの。
ある親父に掛かった大きな魚を、その息子(小6)が網ですくう姿。
さて、一般の人から見ればどう映るのだろうか?

「こんな危ない所で、海へ落ちたら、どうするの?」
そんな言葉が頭をよぎる。
でも私にはこんな画像はそうそう撮れないかとも思うのだ。
それはこの親の「おまえに任せた」という意気込みもさることながら、
この子の姿勢が素晴らしいのだ。
脚はしっかりと岩に踏ん張らせ、長い網を差し出す息子。
海まで足りるかどうか解らない、でも無言の中で精一杯伸ばす。
魚は潮の中で一定ではなく揉まれ、逃げ惑う。
ここは湖ではないのだ。
このあと結局、あと少しのところで網は届かなかった。

息子はきっと、ここではこの網では足りないということも、
こんな足場の高いところでも、長い網を何とか差し出せたという実感。
それらは必ず彼の身体の中で、感覚として蓄積されている。
その彼の感覚が次のチャレンジの一つの布石となっていく。

網を差し出すばかりではなく、自分より力のある魚と
遭遇することもあるのだ。
それが海の釣り、それが男の釣りなのかもしれない。
すべは自分で成し遂げる。全ては身体が覚えている。
普段はとても大人しく、言葉少ない小6の少年であっても、
大切なのは子供の頃に養われる、自然の中での身体の感覚なのだ。

もちろんこの日、彼は親父よりパワフルの魚を釣った。
そう、それは「釣れた」ではなく、もうすでに彼は
「自分で釣った」と言っても過言ではないはずだ。
060108mtn31.jpg
オコゼです。海の中からのワテからも一言。
正月に自分のお年玉で買った、おろしたての竿を使って
それも2回目でこんなに気持ち良く竿を曲げるなんて・・・

だいの大人が欲ばかりかいて、能書きばかりたれているのと比べると
痛快そのもの・・・やね

地に足付けて、素晴らしいバランスやもんね。
大人は理屈ばっかリで、随分遠回りしてまんな。
それに比べて子供は、チャンと自分の身体バランスを取っている・・・

社交性や社会性を重んじるより、
その基本となる、蓄積された己の自信・・・貴重でんな。

数字やプライドより、
言い訳も言わない、
後ろ髪も引かれない、
そんな彼に、大人はもっと学びたいですね。

コメント

禁止くん

この写真レポでみたけど、凄くいいと思います! 久しぶりにいい写真見ました!!!

あるオヤジ

良い写真をありがとうございます。家内(あるオフクロ)にはこのような状況で釣っていることは当然内緒なのですが、文面がとても良いので我慢できず、ここを見せました。結果は言うまでも無く好印象、感激物です。これで次回出撃許可の可能性も増えた?と思います。

しなびたオコゼ

v-520オコゼです。
やっぱり人間の知恵は、いかに幸せになるかより、
いかに儲けるか、どれだけ自由に贅沢に暮らすか・・・
そんなことに偏っているのかも。
息子の決して高価ではない道具選択、
そして自然の中で、自分の手作り遊びが
どれだけ人の心を 本当の意味で豊かにするかなんだろうね。

あるオヤジ

この子は磯がつかなくても釣りが大好きです。最初は安全な堤防や小磯にしか連れて行かなかったのですが、釣りに対する集中力は二人の兄に比べても抜きん出ており、何時の間にか道具が延べ竿から磯竿に変わり、小4の時に磯デビューさせてしまい現在に至ります。この年で何かに打ち込めるのはとにかく素晴らしい事だという理由を付け、今では必ず同行させています。

しなびたオコゼ

v-520オコゼです。
ワテも、「続き」で 書いてみました^^

niko

凄いなぁ~♪
でも、お母さんが見たら、ハラハラドキドキするかも…
だけど、この子は小4で磯デビューしてから、
ずっと身をもって体験しながらこのバランスを保っているんだよね^^
子供の方が、頭で考えるより本能的に体を動かすことが出来るんだろうな~
この子が得たバランスは、きっと大人になっても保たれていくんだろうね(^-^)

しなびたオヤジ

v-208オヤジです。
雪中 お見舞い申し上げます。

ええ、水面からの高さ約6m・・・・
2階以上の高さですね。
でも落ちても、ライフジャケットのお陰で、
浮きます。
きっと彼には、6mという高さは
一生どの場面でも、身体に染み付いているはず。
海でなくとも、どこでも・・・・
彼にとって6mという基準が、
確実に体感として記憶されるんですよ。
最も大きいのは、自信・・・ですね

あるオヤジ

(ややしなびた)あるオヤジです。
磯釣りは自然が相手です。nikoさんところの雪のように決して甘く見てはいけません。オヤジとして必ず彼に教えておきたいのが、悪天候(特にウネリ)の場合は、どんなに釣りがしたくても諦めさせる事です。これも彼には良い経験になりました。
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しなびたオコゼ

大阪の海沿いで1954/2月生まれ
3人兄弟の3男坊
25歳で単身横浜へ
幼少期この海で多くのオコゼがいた
だがもうこの海岸線は消された
砂地の浅瀬が消えた事で
生態系も変わったようだ
はて、この凡夫は
変わったのか、そのままなのか
煩悩の塊そのままで。。。

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