べシャワール博物館(Peshawar Museum)

仏陀立像(ペシャワール博物館) ガンダーラの中でも仏教・仏像美術の宝庫とも言われているペシャワール博物館(Peshawar Museum)。
国立ではなく州立なのだが、今までも言って来たように、かつての東西文化の要所でありガンダーラの中心地であったペシャワールにある。建造開始から今年でちょうど100周年を迎える。

ガンダーラが影響を受けた歴史と言えば
ペルシャ帝国(中央アジア紀元前6世紀~4世紀)
アレキサンドロス帝国(紀元前4世紀前半)
マウリヤ朝(紀元前4世紀後半~紀元前2世紀)
バクトリア朝(中央アジア、紀元前3世紀~紀元前2世紀)
そして、仏教・仏像美術最盛期のクシャーナ朝(1世紀~3世紀後半)

ここにある出土品は、このペシャワール近郊の遺跡からのものが多く、前述したタフティ・バイからの物も多い。
やはりそれらの多くは、クシャーナ朝時代が盛隆期で、1世紀~5世紀の美術品がほとんどである。

上の画像は、仏陀になる前の菩薩像かもしれないが、この仏像スタイルは、クシャーナ朝時代のカニシカコインと言われる仏像や神々を描いたコインにも描かれているようだ。
それは様々な民族やシルクロード交易に必要なものであったのだが、それは他民族の人々が、それぞれが崇めるものであったのかもしれない。
仏像の手の位置が歴史を物語っている。

ピッパラ樹の下でのシッダールタの瞑想(ペシャワール博物館)

まだ身体に装飾を施した菩薩として彫られたものであろう。だがこの後、彼は深い瞑想の末に、己の中に潜む悪魔達をも克服して、曼荼羅の世界、宇宙そのものを己の中に見出し、真理とは自己の中にこそあるものであると、悟りを開いていったと言われている。それは仏陀そのものであったのだ。

仏陀の生涯を形どったアーチパネル(ペシャワール博物館)

生涯と言っても、シッダールタの生涯ではなく、悟りを開いた後、仏陀になってからの様子を描いている。上から教えを説いている姿、暗殺者と仏陀、そして涅槃に入った姿を描いている。(タフテ・バイ遺跡より出土)

レリック(遺骨・遺品箱)(ぺシャワール博物館)Relic Casket
涅槃に入った仏陀の遺骨は弟子たち8人に分けられたという。ただそれはこのレリックが作られた頃から数百年も前の前の話。しかし、当時の人々は、この中に崇高な思いを込めて、何を入れて信心を深めたのだろうか・・・

ペシャワール博物館メインホール


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コメント

カイザー

仏舎利箱
ある情報によりますと上にあるレリック(仏舎利箱)が発見されたとき、中に仏舎利が入っていたそうです。その後その仏舎利はミヤンマーに寄付されたと言う。またその一部は現在牛久大仏に納められているようです・・・

しなびたオコゼ

仏舎利箱
カイザーさん、ありがとうございます。助かります・・・^^;
仏舎利箱でしたね。
仏陀である釈迦の遺骨が入っていた箱。
このレリックケース(仏舎利箱)は、5つの博物館を回った中でも、なぜか私も
思わずカメラに収めたひとつです。
そう言えば、ミャンマーへの寄贈という事も、現地のガイドさんは、説明してくれました。
仏舎利塔は日本でも良く聞かれますが、このリレックは、まさに釈迦が涅槃に入った時を彷彿とさせるものがあります。

カイザー

仏舎利箱・・・レプリカ・・
書き忘れたが、写真にある仏舎利箱は実際にレプリカです・・・
国宝ですからかなりのかちがあるため、大事に保存されているようです。
保存されている場所は・・・さぁー・・・僕も分かりません。
でも興味があるので、調べたいと思っています!

しなびたオコゼ

教えて下さいね
v-520
私の記述に間違いはいっぱいかも知れんけど、見つけたらおせ~て!^^
だけど牛久大仏ってあの茨城の?

カイザー

牛久大仏
そうですねぇー・・茨城県牛久市の大仏様です・・・なんか信じられないのですが、勘違いなくミヤンマーから寄付された仏舎利が入っています!
非公開コメント

しなびたオコゼ

大阪の海沿いで1954/2月生まれ
3人兄弟の3男坊
25歳で単身横浜へ
幼少期この海で多くのオコゼがいた
だがもうこの海岸線は消された
砂地の浅瀬が消えた事で
生態系も変わったようだ
はて、この凡夫は
変わったのか、そのままなのか
煩悩の塊そのままで。。。

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